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書籍紹介:ずるい日本語

2016年07月05日 23:34

今日の紹介は、内田伸哉氏の著書です。


■ずるい日本語
■内田 伸哉(著)


非常に実践的でわかりやすく書かれている一冊です。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。


●たとえ同じ商品、同じ価格、同じ人間、同じ内容でも言い方一つ変えるだけでその印象はガラリと変わります。
印象が変わる、ということはその価値が変わる、ということを覚えておいてください。
文章を考えたり、スピーチをするときは「どういう言い方をすると一番価値が上がるか」を考えましょう。
同じ意味で言葉の価値を上げるためには
・相手が何を聞きたいのか考える
・希少性が言えるかを探る(限定感や今だけ感には価値がある)
の2点を見返してみるとよいでしょう。
文章や発言に組み込むことができれば、相手の心にちょっとした「おっ」という引っ掛かりを生むことができるでしょう。
(P56引用)

●人は解けそうな謎に対しては興味を持ったり考えたりするのですが、解けなさそうな謎に対してはよほど好奇心が大きくない限り興味をなくしてしまうのです。
1.簡単な謎はつまらない
本能寺暗殺されたのは誰?
信長だろ……知ってるよ
2.適当な謎は面白い
上手に話すには3つコツがある。
え、どんなテクニックだろう?
3.高度な謎はつまらない
奇数完全数は存在するかな?
(いや、わかんないよ…)
(P65引用)
講演やセミナーなどで私もナゾナゾ化しますが、面白いかどうかは重要です。
面白くなければ台無しになってしまいます。
この法則は常に言い聞かせておかないといけませんね。

●冗談とわかる反転語は、強い言葉になる
「冗談とわかる否定」は単なる「肯定」よりも強い
抽選で1名当り→抽選で1名をハズレ
すばらしい世界→ろくでもない、すばらしい世界
史上最高の遊園地→史上最低の遊園地
(P71引用)


反転は驚きを生み、その後の言葉の効力を増強します。
単なる誉め言葉では相手に印象は残りませんが、反転させた褒め言葉は相手に伝わります。
また、キャッチコピーとしてのインパクトは非常に大きいですね。

このデジログへのコメント

  • なな♪ 2016年08月08日 00:44

    一期一会!さん:褒め殺し…試したこと何度もあるのかな(*^^*)

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