デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

成程話:愚痴をいわない人

2016年06月26日 22:36

櫻井秀勲氏の心に響く言葉


「あいつが入ると気が滅入(めい)るので、やめておこうか」
ゴルフメンバーを集めるとき、幹事の間で、こんな会話がでることがあります。
雨だといっては文句をいい、前の組の進行が遅いといってはキャディを困らせ、一日中怒ったり、愚痴をこぼしている男がいませんか。
せっかくのゴルフ会が、一人の男によって暗くなるようでは、この男が仲間外れになるのは当然でしょう。
このタイプの男は、意外に多いのです。
食事に行っても、せっかく入った店ですから「うまそうだね」「いけそうですね」と、期待感を込めればいいのに、「なんかうまそうじゃないな」といわれると、それだけで味がまずくなってしまいます。
愚痴をこぼす人に限って、いい生活をしていない、と聞いたことがあります。
ゆったりとしている人ほど、何でも楽しもうという気持ちが強い、というのです。
作家小田実(おだまこと)は、『何でも見てやろう』という本で世に出たのですが、世界一周によって、富と貧、上と下、裏と表など、世の中の明と暗を知ったのです。
愚痴をいわない人は、この両方を知った人ともいえそうです。
つまり好奇心が強ければ強いほど、自分の知らない世界にのめり込んでいくことになり、体験したよろこびが先立って、そのためにした苦労など吹き飛んでしまうのです。
愚痴る人の多くは、苦労のほうが先立って、よろこびが吹き飛んでしまうのかもしれません。
尾崎放哉(ほうさい)という俳人がいました。
彼は放浪俳人種田山頭火と違って、小さな庵に住み、42年の短い人生を終えた人ですが、彼の句碑(くひ)には「いれものがない 両手でうける」という文字が書かれています。
私は「何もなくても、よろこびはあるのだ」と、この句を解釈しています。
仮に、「コップがない。しょうがないな」と文句をいう男がいたら、「両手で飲めばいいじゃないか」とニッコリ笑って、いってやりたいと思うのです。
小田実には、そういう気分が横溢(おういつ)していたと思いますが、愚痴をいわない人ほど、話題が豊富だったり、体験も積んでいるような気がしてなりません。
考えが重層的であり、そこが味方してあげたくなる点だと思うのです。

『人を味方につける男、敵にする男』三笠書房


愚痴ばかりこぼす人を友達にしたいと思う人はいない。
何も楽しくないからだ。
愚痴をこぼす人は、人の話をきかない。
自分のことばかり話している。
つまり、我慢ができない人。
相手を楽しませ、明るい気持ちにさせ、喜ばせる人は好かれる。
相手の話をじっくりと聞くことができる。
自分に余裕があるからだ。
だから、味方や応援者がどんどん増えて来る。
どんなときも、愚痴をいわない人でありたい。

このデジログへのコメント

  • kouji 2016年06月26日 23:58

    愚痴を言う人は、それによって自分を楽にしているのでしょうけれど、同時に自分の器をさらけ出していることに気が付いていませんね。
    といいながら自分を見つめなくちゃ(笑)

  • なな♪ 2016年08月08日 00:13

    koujiさん:ログ書くばかりでコメントへの返事があいかわらず遅れてます
    あっという間に8月お盆が近づいてきてますね。

    愚痴は1度でると次々とでてくる気がする

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のデジログ

<2016年06月>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30