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『熊本地震のリポート』
2016年06月16日 23:26
ちょっといい話『熊本地震のリポート』
ある大阪府の方の熊本地震のリポートの内容を見つけました(^^)
【日常から非日常へ】
「熊本支店が大変だ。すぐに現場に向かってくれ!」1本の電話で私の生活は一変しました。熊本地震本震の2日後、現場の支援に向かう事になったのです。
私はハウスメーカーの社員です。家を建てていただいたお客様のご自宅を1件1件回って、ご家族の安否確認と建物の不具合を確認しました。
地震直後の被災地は不自由でした。水、ガスの無い生活がこれほど不便だとは…。水が出ないとトイレが使えません。ガスが無いとお風呂に入れません。寝る前に歯を磨くことすら不便なのです。TVのニュース番組を見て「大変だなぁ~」と思っていた自分が、いかに他人事だったかを思い知らされました。
【仲間の一体感】
初めの数日間は水・ガスの出ないアパートで寝泊まりしました。テレビもテーブルもベッドもない、がらんどうの部屋だったので、寝る時は皆で雑魚寝です。ちなみに私の寝床はキッチンでした。
最初は戸惑いましたが、車で寝ている被災者の方々に比べれば贅沢な環境です。雨風がしのげて、寝返りができるだけマシだと思いました。街中で営業している銭湯は長蛇の列でした。お店に入るのに3時間待ちとのこと。
私たちは支援の立場なので列に並ぶわけにはいかないと言う事で、銭湯をあきらめウェットティシュで体をふく事にしました。夜は極力水分を取らない様にして、トイレに行かなくても済むようにしました。
寝食を共にした私たちは“同じ釜の飯を食う”の言葉通り、しばらくすると仲間の間で一体感が生まれ、お互いを気遣ったり、協力したりする雰囲気が自然と生まれてきました。
【人のぬくもり】
お客様を訪問したところ、私たちのチームは幸いにも、大きな被害に合われた方はいらっしゃいませんでした。建物が無事だったことに対して感謝されると、こちらまで嬉しくなります。
また、壁クロスの割れなど軽微な補修の申し出をされる方も、「被害の大きな方を優先してあげてください。私たちは後回しで良いですから」とおっしゃっていただけました。
私たちはお見舞い品として、6リットルの水と缶詰とカップ麺を持参しました。持ってみるとずっしりとして結構重いのですが、「この重さが御社の心遣いかと思うと感動します」と、感極まって涙されるお客様もいらっしゃいました。
地震で不安な日々を過ごしていらっしゃったのだなと思うと、私たちもこみ上げてくるものがありました。
【まとめ】
私の被災地支援は1週間程度の短い期間でした。不自由な生活の一方で、お客様の暖かい心に触れたり、仲間と協力して頑張った達成感を感じることで、心の中でモリモリと勇気が湧き上がってくる感覚を覚えました。
熊本からの帰り道、ムヒカ(ウルグアイ前大統領)さんの言葉を思い出しました。
“物は人を幸せにはしてくれない。
幸せにしてくれるのは、人と同じ命あるものからしか与えられないんだ”
被災地でもらった勇気を忘れずに、今自分にできる事を懸命に頑張ろうと、気持ちを新たにしています。
被災者の方々は不自由で不安定な生活がまだまだ続きます。一刻も早い復興を願うとともに、周りの人たちで協力し合って何とかこの難局を乗り切って欲しいと切に願っております。
このデジログへのコメント
心に響く話やね。ありがとう。
ええ週末をね。
ベソさん:なかなかお返事できずにいますが、コメントありがとうございます(*^^*)
熊本の震災もまだ落ち着いたとはいえませんが、情報あまり流れてこなくなってきましたね
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