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成程話:未来が見えていたから

2016年05月11日 23:33

自分の未来が見えている?


野球の名選手のなかには、ヒットやホームランを打ったときに、「いつ打ちやすい球が来るかがわかっていた」という人がいます。
優れたお医者さんのなかには、次に診察する患者さんの病状がわかってしまう、という人もいます。
これらは「思っていたことが、たまたま現実になった」という見方もできますが、「すでにある未来を先取りして見た」というとらえ方もできるでしょう。
伝記を読んでも、会社が上場する、大統領になる、ノーベル賞を取るといったことを、何十年も前から本人がそうなると感じていたという記述があります。
だからこそ、どれだけ途中が大変でも、彼らは自分の道を切り開けたのです。
トーマス・エジソンは、「天才とは1パーセントのひらめきと九九パーセント努力だ」という言葉を残したとされています。
いかに努力が大切かという意味でよく使われる言葉です。
しかし、それだけの努力ができたのは、自分が成功するという「未来が見えていたから」ではないでしょうか。
電灯が光り輝く未来が見えていなければ、六千種類ものフィラメントの材料を試したりはできなかったでしょう。
つまり、最初に「1パーセントのひらめき」があったからこそ、「九九パーセント努力」ができたともいえるのです。

「決めた未来しか実現しない」
本田健
サンマーク出版より


なぜあの人は、それほどまでに努力出来るのか?
なぜ、皆が口を揃えて無理だということに挑戦できるのだろうか?
なぜ、そんなにも続けられることができるのか?
それは、「見えている」からではないでしょうか。
自分の未来を信じて、描き、鮮明に見えているんです。
大切なのは、「出来ると信じること」なのです。
人類は、100m走で10秒の壁を破ることはできないと言われていました。
しかし、1983年にカール・ルイス選手が10秒の壁を突破してからは、毎年のように10秒をきる選手が現れて、今ではオリンピックの決勝で、ほぼ全員9秒台の走りを見せています。
誰かが一度達成出来たと言うことは、次の誰かも達成出来るという確信になるんです。
夢を叶える人は、できると信じている人・絶対にできると確信している人です。
どうか、自分の力を信じる。
その未来が見えた瞬間から、見える景色も聞こえてくる音も変わってくるものです♪

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