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生い立ち~20歳(大学2年・優しさとは何か編)

2016年03月29日 08:00

久々になりますが、生い立ちシリーズを再開したいと思います。


大学2年からになりますかね。



文系の専攻な私は、テストなどでも文系ばかりの授業単位ばかり選択したので

ほとんど計算などにも遭遇せず、かと言って高校生までの勉強では追いつかず


アルバイトが終わるとアパートで勉強、少し寝て早朝からアルバイト


毎日が生きるための生活になってました。


教科書も、1教科あたり平均3000円の教科書なので


勉強しないと勿体無いという衝動に駆られちゃうんですよね。



それでも、のびのびと過ごせる毎日は本当に嬉しくて


たまにお友達とお出かけしたり、留学生アパートに招いて鍋パーティーしたり


かけがえのない毎日でした。




スーパー居酒屋アルバイトで遅くなると、自転車置き場の近くでKくんが待っていてくれたり


あるいは雨だと、傘を持って待っていてくれたり


人並みに青春しちゃってました。




テスト近くになると、夜通し授業のおさらいを手伝ってくれたり

親友が第一外国語英語を教えてくれたり

人生でもっとも真面目に勉強したかもしれませんね。




そんなある日、大学に行くと

親友がうつむきながら、Kくんに何か言われているのを見つけまして。


すぐそばにいた、仲良しの留学生に何かあったのか聞いてみると


(国の悪口を言われて、喧嘩した)って言うんです。




このとき、「ああ、この人は私なんかと違って
自分だけのことじゃなく、自分の国も愛しているからそんなに怒れるんだな」


って、すごく感動したのを覚えてます。



でも、口喧嘩ならともかく

ついつい手が出ちゃったようで・・・



留学生と仲がいいKくんがたまたま居合わせたので、双方これ以上この話をしない!と納得したようですが


Kくんに叱られてる親友を見ていたら、私がちっぽけな存在に見えてきちゃったんですよ。




片や、自分の国のことを真剣に考えてる人


片や、私みたいに「自分のこと」しか考えない人


いろんな人がいるけれど、私はこのままでいいんだろうか?って考えるようになりまして。



この事件をきっかけに、まずは人に優しくしよう

優しさは惜しみなくするものじゃないか、と思うようになり


今まで見逃していたようなことも、真面目にするように心がけました。



例えば、学園祭ビラ配りなどは

いつも学園祭実行委員会ボランティアが行っていて

有志を募っていたんですけど、私はいつもアルバイトでの多忙言い訳にして逃げてたんですよ。


でも、それって「自分のこと」しか考えないから、そういう考えなんですよね。


学園祭は自分も楽しむものだから、みんなと一緒に何か行動しなければ

楽しいものになってくれないな、じゃあ私にも出来るビラ配りくらい進んでやりたいな。



そう思えるようになったんですね。



それが出来たからって、自分が大した人間になれたとは思ってないですけど


それくらい出来なかったら、誰も私なんかに興味すら持ってくれないですもんね。




人に好かれたいから、人に好かれるくらい素晴らしい人間になりたいし


人を愛したいから、人に愛されるくらい優しい人間になりたいし


人でいたいから、血の通った行動をしたい




そう思えるように、少しだけなれた大学2年でした。




掲載元
http://piaoliang.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_16e/piaoliang/m_f972bc317b032a915edf0e97-50c5f.jpg

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