脂肪燃焼 緑茶 生姜

脂肪燃焼効果がある食べ物
①生姜:生姜に含まれるジンゲロンという成分には、血液循環を促進する作用があります。代謝・発汗を良くし、脂肪燃焼を促すので痩せる効果が期待できます。唐辛子の辛み成分カプサイシンがエネルギー代謝を活性化し、脂肪燃焼を促進します。
②魚・貝類:特に脂肪燃焼に良いのは、鮭、鯖、鰯等にオメガ3という物質が含まれている魚。帆立や蜆の貝類やエビ・イカ等も、アラニン・プロリン等脂肪燃焼を促す物質を含んでいます。
③海藻類:海藻に含まれるヨウ素が糖質・脂質等の代謝を促進する事で、脂肪を燃焼する働きがアップ!特にワカメ・昆布・海苔等に豊富に含まれています。
③肉類:羊肉に特に多く含まれるＬ-カルニチンは、体内の脂肪分を燃焼させる働きが。牛肉・豚肉の赤身にも含まれています。
④珈琲:珈琲に含まれるカフェインが、リパーゼ(脂肪分解する酵素)の働きを活性化させ脂肪燃焼を促します。カフェインは珈琲以外にも、烏龍茶・緑茶・紅茶・ジャスミン茶・ココア等にも含まれます。カロリーが上がってしまうので、砂糖やミルク等入れずに飲みましょう。


健康と長寿に緑茶
緑茶は身体にいいことは、日本人の常識といっていいと思います。そして、全米医学誌に日本人研究者の論文が掲載されて以来、“ジャパニース・パラドックス”として、世界的にも認められるようになってきているという話。
これは、東北大学の栗山先生のグループが、全米医学学会誌に報告したものが、発端になっているようです。研究では、1994年に40～79歳だった宮城県内の4万530人（男性1万9,060人、女性2万1,470人）を対象に、1995年から11年間にわたって、健康に関する追跡調査をしました。
そして、その間に亡くなった4,209人について、１日に飲むお茶の量によって四つのグループに分け、死亡率や死因などに差があるかを調べました。結果、１日にお茶を5杯以上飲むグループの死亡率は、最も飲まない１杯未満のグループに比べ、男性で12％、女性で23％低かったそうです。
特に、動脈硬化が原因となる脳こうそくでは、お茶を多く飲む人では男性で42％、女性で62％も死亡率が低下していることが明らかになりました。このように、緑茶の効果は女性の場合に強く認められたのですが、どうもその背景には男性の喫煙率の高さがあるようです。又、このような効果は緑茶特有のもので、紅茶やウーロン茶などを飲む人では、効果は見られなかったとされています。これが元々の論文内容なのですが、英国心臓基金のEllen Mason氏は、”日本食も健康食であり、常時西洋食を摂っている人には緑茶の効果があるかどうかは疑問”とコメントしています。
日本での心疾患の発症率が世界で最も低いのは、日頃食べる日本食が良いのであって、それに更に緑茶を合わせて飲む事により、効果が高まるというものです。即ち、油分の多い西洋食を摂っている人が、慌てて緑茶を飲んでも効果があるかどうかはわからないという訳です。しかし、それはそれとして日頃日本食を食べ、毎日緑茶を飲んでいる我々にとって、嬉しい事であることに変わりはありません。


生姜
生姜は昔から「生姜を食べると体が温まり、痰が切れて熱を下げ、寒気をなくし風邪を治す」といわれています。
生姜は、食品としてより、薬として利用されていたようです。最近の研究では、生姜は強い抗酸化作用をもつ食品であると報告されています。
老化の原因といわれる活性酸素から身体を守ってくれるのが抗酸化物質。
ガンにも効果があると言われています。
魚と一緒に食べることで生姜の抗酸化性成分がＥＰＡやＤＨＡの酸化を抑え、体内への吸収を高めやすくなります。
最後に、生姜は、独自の辛みと香りに高い薬効があるとされてます。
辛み成分のジンゲロンやショウガオイルには、強い殺菌力があります。腎臓病にはこの殺菌作用による消炎作用や、保湿作用により冷えからくる腎盂腎炎や膀胱炎に効果が見られるとのことです。
その他、香り成分のジンギベロールにも健胃・解毒・消臭作用等があります。
最後に、生姜の効能を箇条書きでまとめておきます。
・全身を温め、胃液、胆汁の分泌を促進
・胃の冷えによる嘔吐をとめ、消化をよくする
・発汗作用は風邪に効果
・痰を切り、咳を鎮める
・殺菌作用
・消炎効果
効能:食中毒予防、食欲増進、健胃、風邪の初期症状の緩和、解熱、去たん、咳止め、ガン予防、冷え性改善、神経痛の緩和。