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『肉体労働を重ねて弁護士になる』
2015年12月05日 23:07
弁護士豊川大智(とよかわだいち)さんの話
「なぜ、勉強するのか分からない」
もやもやしていた14歳のとき、豊川さんの父親が巨額の不渡り手形をつかみました。
「おれも仕事せな」
中学に通わなくなり、アルバイトをします。
通信制の高校に移ってからは、建設の日雇い仕事を探しました。
現場で足に大けがをし、落ち込みました。
ところが、労災補償の権利があると知り、驚きます。
「このまま何も知らんと社会に出てたらどうなったんやろ」
法律を学ぼうと決めました。
中高の勉強を半年でやり直し、青山学院大に受かりました。
関西大法科大学院卒業後も、建設現場に出ることがありました。
2度目の挑戦で合格。29歳のときです。
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弁護士となったいま、倒産の瀬戸際の相手に会うと父親の顔を思い浮かべます。
学校に行かず万引きを繰り返す少年には、勉強に興味のなかった自分の姿が重なります。
「気持ちが、よぉ分かるんです。
こんな経験したやつは少ないでしょう。
倒産がらみと少年の事件に関しては『ほかの弁護士とはちょっと違うで!』という気持ちで臨んでいます」
朝日新聞 2015.11.13
「相手の気持ちがわかる」って大切なことですね♪
このデジログへのコメント
克己さん:私もそうなりたいです。察する能力にたけた人はすごいと思う。
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