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ネットのいい話:飼い主を探して
2014年08月06日 23:39
6月10日の午後7時半ごろ。
内藤さんの家の呼び鈴を隣家の人が鳴らした。
女子高生が雨の中、迷い犬の飼い主を捜して歩き回っているという。
外へ出ると、犬を連れた二人の制服の女子高生がいた。
聞けば、自転車で学校から帰る途中、鎖を引きずりながら歩いている犬を発見。
保護して近所の家々を回り尋ねているのだという。
内藤さんにも同じような経験があった。3年前、娘さんが迷い犬を見つけた。
きっと飼い主も心配しているはずと思い、あちこち尋ねたがわからない。
結局、交番に届けたが、3ヶ月後に連絡があり「申し出がなかった」とのこと。
かわいそうになり、内藤さんの家で飼うことにした。
さて、女子高生たちは、長い時間傘もささずに歩いているのでずぶぬれ。
心配で帰るに帰れなかったのだろう。
「この後は、おばさんが交番に連れて行くから心配しないで」とバトンタッチすることにした。 申し訳なさそうに、「いいですか。ありがとうございます」と礼を言って帰って行った。
内藤さんは交番へ行き手続きをした。
時間が遅いので家で預かることにした。
「今夜はおばさんの家に泊まるんだよ」などと話しかけての帰り道。 一瞬、犬が立ち止まり、しっぽを振った。
前から歩いてくる男性の姿を見てのことだった。
なんとその人が飼い主で、鎖が抜けてどこかへ行ってしまった犬を捜していたという。
あの女子高生に「無事飼い主が見つかりましたよ」と伝えたいが名前を聞き忘れた。
「やさしい心がないとできないことですね」と内藤さんはおっしゃった。
このデジログへのコメント
ほっといても帰りそうな気もするし
帰れないのならよほど散歩させてもらってないか
飼い主に憤りを感じる
SYUZO-さん:あらら。
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