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原発は負の遺産、賛成から反対に変わりました。
2013年08月28日 22:53
先日駿台の教員研修に行った際に、「教育フォーラム」という本をいただきました。
駿台の山本義隆先生による原発についての講演が記載されていましたので、ここで少し紹介したいと思いました。私はこれを読んで、原発賛成から反対に変わりました。
「原発の負の遺産」
原子力発電(原発)はウランの核分裂によりエネルギーを取り出すのですが、その後「死の灰」と呼ばれる放射性廃棄物が残ります。ではどれぐらい残るか。
原子力発電所の出力は大体100万kW(キロワット)です。これは1日にウランが1kg核分裂している計算になります。しかし、原発のエネルギー変換効率は1/3ぐらいなので、実際にはその3倍の3kgのウランが必要です。1年だと×365して大体1000kg=1トンになります。つまり1トンのウランを核分裂させると、1トンの放射性廃棄物が残ります。そしてこの放射性廃棄物は半永久的に放射能を出し続けます。
さらに深刻なのは、ウランにはウラン235とウラン238の二種類があって、核分裂で使われているウラン235は自然界に0.7%しか含まれておりません。これを3~5%に濃縮したものが濃縮ウランです。ウラン235を年間1トン使用するためには、3%の濃縮ウランが30トン強必要になります。つまり使用済み核燃料が年間30トン残されます。現在日本には1万6000トンの使用済み核燃料があります。
さらに30トンの濃縮ウランをつくるためには190トンの天然ウランが必要になります。濃縮ウランを作り出した後の、残りの100数十トンは「劣化ウラン」と呼ばれており、もちろんこれも放射性廃棄物です。
さらに190トンの天然ウランを得るためには、13万トンのウラン鉱石が必要になります。そして13万トンのウラン鉱石を掘るには、260万トンの土砂や岩石を掘り起こします。これらすべて放射性廃棄物です。アメリカやカナダやオーストラリアではウラン鉱石の近くに野ざらしにされています。
つづく?
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