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素敵話:いつぞやは有難うございました
2013年06月06日 23:11
兵庫県加古川市
ペンネーム:西町東さん
心に響いた「たった一言」
数年前、私がとある書店で働いていた時のこと。お客様で混み合う、夕方のレジでのできごとだった。
「いつぞやは、ありがとうございました。」
そう言ってお会計の合間に微笑んだのは、「いつぞや」という古風な言い回しに似合わない、まだ若いスーツ姿の男性だった。
一瞬何のことか分からず、きょとんとしてしまったが、すぐに思い出した。その方は、何日か前、私がビジネス雑誌のお問い合わせを受けたお客様だった。確か一緒に商品を見つけたあと、わざわざ私のレジに並んでお礼を言って帰って行かれた方だ。
商品を見つけたときに一回。お会計の時に一回。そして今回で3回目の「ありがとう」。
3回もお礼を言っていただけることは、実際なかなかない。じわじわと嬉しさがこみ上げてきた。
当時勤めていた大型書店は、スタッフもお客様も多く、混雑時にはまるでスーパーのレジ前のような行列ができる。
夕方は特に、列に並ぶお客様のイライラが募り、スタッフには疲れがでて、ついつい接客が事務的になってしまいそうな時間帯。そんな殺伐とした空気の中を、まるで一陣の爽やかな風が吹き抜けたようだった。
たった一言だけれど「書店員としての私を覚えていてくれる人がいる」
「ここで欲しかった本を見つけて、喜んでくれている人がいる」
そのことを思い出させてくれるには十分な一言だった。
私もいつか機会があれば、どこかのお店で「いつぞやは…」と店員さんにお礼を言ってみよう。
あの時感じた、嬉しい、誇らしい気持ちを今度はほかの店員さんが感じてくれるかもしれないから。
…ほんわかしてきます
このデジログへのコメント
どんなにつらい仕事でも、感謝の言葉で
その辛さも吹き飛びますね
だから頑張れる
りぶらさん:私も有難うと言われるとやっぱり同じような気持ちになります
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