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塩分やサプリががんを招く

2012年12月18日 04:11

現代人の「食生活欧米化」は、大腸がんや乳がんの増加の一因といわれる。国立がん研究センターの森山紀之がん予防・検診研究センター長が解説する。

「もともと大腸がんは欧米人に多かったのですが、日本人にも増えています。ハンバーガーなどを食べる習慣がなかった日本に脂っこい洋式の食べ物が入ってきている影響が考えられます。同じように、乳がんも急激に増えています」

 また、胃がんでは、「塩分」もリスクがあるという。宮迫博之さん(42)が公表したことで記憶に新しいがんだ。

「50代以上の日本人の7割ぐらいが胃の中に胃がんの原因になるピロリ菌をもっていますが、そこにお酒と塩が加わると、がんになりやすくなります。日本で胃がんが多いところを調べると、塩分の強い料理が多い東北地方が挙がる。それから、和歌山梅干しの産地ですからね」

 最近、健康志向から摂取する人が増えている「サプリメント」も、注意が必要だという。適切な量であればよいが、体に良さそうと取りすぎると危険らしい。

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