イヤな男から逃げる方法

その１】
「私って好きな人に好かれないのに、自分が嫌いな男ばかりから告白される、なんで？」
この台詞を僕はよく耳にする。

考えてみる。
職場にいる男性でも、電車で同じ車両に座った男性でも良いから見回してみて欲しい。
あなたが告白されてつきあいたい人がどれだけいるだろう？
あなたの好きな男性が10人に１人なら、
自分が嫌いな男ばかりに好かれるのは確率的に妥当である。

もう１つ、
男性が女性を得る戦略はいくつもある。
子供の頃から多くの男性は、女性を得るために努力をしてきた。
例えば、かっこよくなる、優しくなる、指導力を持つ、マメになる、ユニーク（オンリー・ワン）になる。

その中の戦略の１つに、がつがつ告白して、相手を捕まえるという方法がある。
ちょっとでも気に入ると恋に落ち、熱烈に告白する。
女性の心を理解出来ない彼らは、「とにかく告白する」以外の方法を知らない。
だから特に親しくもないのに告白してくるタイプはあなたにとって嫌な人ばかりかもしれない。



さらにもう１つ。
結婚している男性（中高年男性を含む）や（一部の）恋人のいる男性にとって女性は、
より性的な存在となっている場合が多い。
彼らはあなたを１人の人格として考えず、この人と一緒にずっと過ごしたいなど考えず、
ただ、可愛いとか色っぽいというだけで口説こうとする。
たんに抱きたいという欲だ。つねにあわよくばと考えている。
彼らはあなたの性格も、年齢も、欠点も気にしない。
彼らはあなたを人間として見ていない、性の対象としてのみ見ている。
この手の男性もあなたには対象外の場合が多いだろう。


総合すると、あなたの見た目が綺麗であればあるほど、言い換えると性的な魅力があればあるほど、
そしてあなたが『好きな相手を上手に好きにさせる方法』を知らなければ知らないほど
「好きな人に好かれないのに、自分が嫌いな男ばかりから告白される」
現象が起きる。

見た目の美しさは多くの男性を無差別に惹き付ける。
八方美人のような行動もそうだ。
好きな人を惹き付けるある特定の行動のみが自分の好きな男性を選んで呼び寄せるのである。
（その特定の行動に関してはこれまでも語ってきたし、今後もここで述べていくだろう）

美しくない女性が時に、とても幸せな恋愛をしている事、
美しい女性が、時に不幸な恋愛経験ばかりである事もこれらと関係している。

「私って好きな人に好かれないのに、自分が嫌いな男ばかりから告白される、なんで？」
に対する僕の考えは以上だ。

色々な人から告白されたりアプローチされるのは
あなたが美しかったり可愛かったりしたら
避けられない災難である。
『自分が嫌いな男ばかりから告白される』
という事態はずっと続くだろう。

ある特定の場所以外は地味にして、美しさを抑えるというのは良いかも知れない。
僕の友人の１人は、むやみに告白されるのを恐れ、普段はとても地味なかっこうを敢えてしていた。
それでも、その奥にある綺麗さを見つけ接近するやつがいるんだけど‥。


【その２】
さて、嫌いな男性を遠ざける方法だが、

まず相手を傷つける事はしょうがないと考える事だ。
むしろ早めに傷つけた方がお互いの傷は小さい。
早めに徹底的に傷つけるくらいの意気込みが重要である。
そうしないと大変面倒な事になるだろう。

上の様に割り切る事が一番重要で、
災難を大きくする女性は、この覚悟がない人がほとんどだと僕は思う。

相手が自分の事を好きだろうと察したら、
（それがあなたの勘違いでも良いから）
なるべく早く一貫して
「私はあなたとそういう関係には決してなりません」
という態度を取る。

『男女は友達になれるのか？ 』でも書いたけど
そういう男性は女性を恋愛対象として見ている。
したがって友達になれるとは思わない方が良いだろう。
男と女が本当に友達になれるのは希なのだ。
残念だけど‥。

より早く気がつき、一貫した態度を取る事が重要である。

その人に食事などに誘われたら
適当な言い訳を付けて断る。
例外は決して作ってはいけない。
断り続ける。

相手も必死なので色んな理由を付けてくるだろう。
あなたの好きな映画を誘ったり、あなたにちょっとした約束をさせ守らせようとしたり
共通の友人を使ったり、同情を誘おうとしたり。
でもあなたは今日は忙しい、週末は友達と約束がある
などずっと適当な言い訳をして断り続ける。

以前、言葉にはそのものの意味と、裏に意図があると話したが
それを用いるのだ。

それを続けていると、時には酷い言葉を相手から受けるかも知れない。
恨みの言葉や、非難や、怒り、脅しなど。
それは、相手の欲望のたんなる裏返しで、
真に受ける必要はない。

『感情的な時、行動をしてはいけない』でも言ったけど、
そういう衝動的な行動を男性が取ったにすぎない。
相手が言葉であなたをどうにかしようとしているだけなのだ。

その言葉にあなたは乗っては行けない。
そういう時は沈黙が一番良い。
何も返事をする必要はない。

やがてまた相手は謝ってくるだろう。
それも無視。
あるいは、気にしてないよというメールを時間をおいて短くする。
そして、同様の拒否を続ける。

合う約束はしてはいけない。
電話には出てもいけない。
ともかくのらりくらりと断り続ける。
メールなんて返事しなくて良い。

一貫した態度を示し続ける。
その方がお互いのためだ。

ずっと断り続けていると、相手はやがて諦めるだろう。

もうひとつ、過去に付き合っていた恋人が急にストーカー化する場合もよくあるが
同様にこの方法を用いる事だ。
その場合は、もっと厳しく完全に
「あなたとは、そういう関係にならない」
という態度を貫く事である。
もう彼とは友達には戻れないだろう。
それは‥仕方のない事である。


【その３】
相手がそれでもそれ以上の事をしたら、
それはストーカーであり、セクハラである。
あなたは、それを強く相手に伝え、
それでも伝わらない場合は、権威ある人に訴える必要がある。
権威ある人とは、相手の行動をやめさせる力を持つ人である。
友達に相談しても、相手の行動は止まらない。

躊躇せず、権威ある人に訴えよう。
その時相手を人として扱う必要はない。
相手は理性を失った動物で、ムチを使って分からせる必要がある。

あなたが美しすぎたり、性的な魅力が強すぎる場合は
そのようなストーカーをしょっちゅう生むだろう。
残念だがそれは仕方がない事だ‥。
が、早めに一貫した態度をとり続ける事でその多くを回避できるだろう。