- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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坂本と西郷
2012年05月23日 12:05
歴史上で人気ある上位は、坂本と信長、少し遅れて西郷、
いつも1,2位を争っている。
ま、NHKが懲りずに、こればかりをやっているからだろ。
うんで、坂本と西郷だが、魅力はある、誰も引きつけられる。
しかし、坂本と西郷が引きつけられた男がいる。
師匠の勝海舟と島津斉彬だ。
この二人は当時の日本において、識見洞察において右に出るもはない。
斉彬は西洋かぶれ、勝は実際にアメリカで西洋文明をしっかり見ている。
同じ西洋文明を見たものに福沢諭吉がいるが、勝としごく折り合いが悪い。
片方は政治制度を見、もう一方は教育制度を見た。
文明や文化の根源を政治に見、あるいは教育に見たといっていい、
ま、質の違いだろ。
うんで、開国か攘夷かのハナシだが、
二人ともハナっから、攘夷などと時代錯誤なことぐらい分かりきった話だが、
賢人に見えていても、大部分の、ま、90%以上だわな、常人に見えないのが、
未来のことだ。
識見洞察にすぐれているものには未来が見える、しかし、そういう輩は、いつでもゴク少数派だ。
特に勝は、直参でありながら徳川では持たないとはっきり認識していた。
斉彬も明晰な頭脳で、勝つほどではないが、やはり認識していた。
勝つほどでないという意味は、劣るという意味でない、実際に西洋文明を見ていない、と言う意味でだ。
しかし、勝は徳川直参、かつ、海軍大臣という役職にある。
斉彬は西国大藩の藩主、の地位にある。
一口に言って、現体制のエリートだ。
この二人が徳川は持たないと言っているのだから、タダごとでない。
二人は自由に動けない。当然だわな。
そこで、登場するのが坂本と西郷だ。
西郷は奴隷から人間に引き上げられた斉彬に心酔しきっている。イノチはいらない。
で、斉彬の手足となってぼろ雑巾のように働いた、
西郷は天下の名士になった。
同じく、坂本も勝の弟子になって、勝のために諸藩をぼろ雑巾のように連絡伝達した。
坂本も天下の名士になった。
坂本は勝から民主主義という政治制度の設計図を教え込まれた。
西郷は斉彬から藩兵の動かし方を教わった。軍事を教わった。
秀吉が信長のコピーであるように、
坂本は勝のコピーで、西郷は斉彬のコピーだ。
薩長軍事同盟もその中に入っていたといっていい。
幕府対抗勢力になるには、核が必要だ。2藩合あわさって強力な核ができる。
つまり、勝が糸を引いていたことになる、
斉彬が糸を引く前に早く、早世している。
ということは、勝にとって、
役目はいかに徳川を歴史の表舞台から早く降りさせるかだった。
その仕上げを、勝と西郷がやった。
ここまでは勝には見えていた、10年前に、
坂本を拾った時点で、見えていた。
うんだから、明治になって氷川清話で、オレが糸を引いたのさ、と自慢している。
オレはこれが最初、何を意味してるのか、分からなかったが、
後で気がついた。
なるほど、勝も食いねい狸だな、と思ったものだ。
勝は倒幕に関しては一つも自慢していない、反対に忠臣面している。
当たり前だわな、自慢したら世間が承知しないだろう。慶喜の反感を買うだけだ。
それを福沢は激しく勝を非難している、もっと徳川に尽くせ、と。
勝は福沢をかる~く、いなしている。
毀誉褒貶は我にあり、とな。
この一時だけでも、福沢の手に負えるものでないことははっきりしている。
ま、坂本も西郷も、いっちゃあ悪いが、からクリ人形ってとこだな。
ま、なんせ、アイデアを最初に、表明した者は強い、
アップルのジョブスみたいにな。
それでも、坂本と西郷の業績はいささかも揺るがない。
オレか、オレもカラクリ人形に違いねいかも、悪女のな。
ギャハハハ。
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