招かざる客　え？いや、呼んでないですからぁ(笑)

以前、母親に聞いた話なのですが、
僕が中学生まで住んでいた家での出来事です。

お盆の季節が近づくと、母は幽霊を見るようになるそうで、
家の中で良く見ていたとか。

その幽霊の姿は、どうもお盆が近づくにつれて姿が
はっきりするそうで、しかもその幽霊は決まって廊下を歩いて
僕と姉の部屋がある方向へ向かっていたとのこと。

なぜ、姉と僕の部屋へ向かっていくのかは
はっきりしていませんが、
母親は父方の祖父ではないか、と言っていました。

祖父が事故で亡くなるまで祖父祖母と一緒に
住んでいたこともあり、僕はおじいちゃん子でした。
そのため、お盆になると心配で孫を見に来ているじゃないかと
母親は考えていたそうです。


ただ、不思議なことに、お盆が近づくにつれて姿がはっきりと見えてくるのに、なぜか首から先だけは見えずじまいだったそうです。

母親が見た幽霊の姿は、まず足があり、
死装束とでもいいますか、
白い浴衣のような服を着ている男性だったそうです。

本当に祖父だったのかはわかりません。
もしかしたら、別の誰かだったのかも？


でも、何より僕が小学生の頃にこの話を聞かなくて良かったなぁと思います。

この幽霊が祖父じゃなく、関係ない幽霊だったらマジで怖いもん。