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いい話…それでも褒美を与えよ…黄門様の話♪
2011年07月23日 22:29
【それでも褒美を与えよ】
佐藤光浩氏の心に響く言葉より…
水戸光圀（みとみつくに）公が狩に出かけたところ、道中に老女を背負った男が座って休憩していました。
男を知る家臣の話によると、男は孝行息子として有名で、母親に光圀公の姿を見せたくて背負ってきたとのこと。
光圀公は感心し、男に褒美を与えました。
それからしばらくして、また同じような場所で同じような男に会いました。
話を聞くと、母を背負って歩いているところだといいます。
そこで光圀公は、この男にも褒美を与えようとします。
「それはなりません。この男は、前の孝行者の話を聞いて真似しているだけです」
家臣たちは忠告します。
しかし、光圀公は、それでも褒美を与えよと命じました。
「悪人の真似をするのは悪人と同じ。
親孝行する者を真似るのは親孝行と同じ。
よいことを真似するならよいではないか。
褒美をとらせなさい」
『寝る前に読んでください』アルファポリス
「真似る」とは、真に似せること。
真似から始めたことであっても、それを続ければやがては、真（まこと）になります。
武道や芸事でも同じことが言われます。
「学ぶ」は「まねぶ（学ぶ）」であり、「真似る」とも語源が一緒です。
自分の理想とする先輩や師匠を真似ることは学ぶこと。
褒美は金銭的なものに限ると思いがちですが、「ほめる」「たたえる」「賞賛する」「拍手をおくる」「喝采する」「ハグする」等々も人にとっては大きな報酬です。
悪いことを真似るなら悪人と同じ。
善いことを真似るなら善人と同じ。
たとえ最初は偽善に見えたとしても、善いことを真似る人を褒め称えたいと思います。
このデジログへのコメント
teraさん:ｺﾒﾝﾄ有難うございます
水戸黄門のドラマの中にもあんなエピソードでてたら面白かったんだろうな
Mitsuruさん:いい事は真似る。した方も気分いいですね
偽善だろうが、心からだろうが、それを受けた人にとっては同じ。
映画「エレファントマン」を思い出した。
彩伽さん:褒められた事をきっかけに、続けてたら素敵ですね
ティムヘスさん:エレファントマン…象人間??
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