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いい話…得意技を磨く

2011年07月16日 23:43

いい話…得意技を磨く

【得意技を磨く】

松本幸夫氏の心に響く言葉より…


1969年、メジャーリーグミネソタ・ツインズという野球チームにジムカーターというピッチャーがいた。

年にだいたい5.6勝する中堅どころで、とりたてて目立つところのないピッチャーだ。

その年の春に入団したのが、新しい投手コーチであるジョニー・セインである。

このコーチは、一週間、まったくコーチらしいことをしなかった。

ただニコニコして、「自由にやりなさい」と言ってノートをとっていたという。

1週間後、ジムカーターコーチ室に呼ばれた。

ジム、去年はあまり勝てなかったな。
それはどうしてだ?
お前の練習を見ていたけど、素晴らしいストレートを放っていたじゃないか。
俺は長年野球界にいるけど、お前ほどのストレートを投げる選手は見たことないよ」

セインに言われ、ジムは言った。

「前のコーチに、もっと持ち球を増やすように言われたんですが、なかなかうまくいかなくて…」

「持ち球を増やして勝てそうか?」

「いや、自信ないです」

そこでセインは言った。

ジム
スライダーチェンジアップは、もうやらなくていい。
これからは、どの試合でも、投げる球の8割、9割はストレートでいい。
そのかわり、ストレートで絶対に三振をとれるくらいまで、ストレートに磨きをかけろ」

この年、ジムカーターは26勝をあげ、アメリカンリーグの最優秀選手となった。

ジムカーターは、ストレートを徹底的に磨くことで、大成功したのである。

『強力なモチベーションを作る15の習慣』フォレスト出版


孫子兵法に「十をもって一を攻める」という言葉があります。
「一点集中 全面突破」という、自分の持てる全ての力を一つに集中すれば、全部に勝てるということ。
人は、売上が下がったり、経営が厳しくなると、あたふたと、色々なことに手をだしたり、試してみたくなる。
自分の専門分野や得意技とは遠く離れた、素人同然の事業を始めてしまったりもする。
例えば、一日に100個売れている得意技とも言える商品があるのに、日に1個しか売れない苦手な商品に全力を注いだりする。
100個売れている商品に少し手を加えて改良し、さらに魅力を高め、10%増の110個にするのは比較的簡単だけど、日に1個しか売れない商品を、倍の2個にするには恐ろしく手間がかかる。
自分の中に、得意技という宝物が眠っている。
困ったとき、行き詰った時には、原点にかえり、自分の得意技を磨いてみたいね(*^^*)

このデジログへのコメント

  • のぶ 2011年07月17日 00:11

    心が痛い
    最近私のやること発散していているなぁ
    以前ミネソタに住んでいました。関係ないですね

  • ほのぼの 2011年07月17日 01:28

    元々好奇心旺盛、会社もゼネラリスト要員。
    何が得手か不得手か、時間とともに分からなくなりました。

  • 一朗 2011年07月17日 06:52

    ラスカル…

  • なな♪ 2011年07月17日 23:32

    彩伽さん:会社でそういうのは難しいかな?その仕事内容によるかしら?

  • なな♪ 2011年07月17日 23:35

    一朗さん:ラスカル可愛いですよねあのとぼけた感じの表情が

  • なな♪ 2011年07月17日 23:36

    ほのぼのさん:あらら。偏りない方がいろんな事できていいのかも

  • なな♪ 2011年07月17日 23:39

    のぶさん:海外に住んでたんですね。当時は文化の違い感じる機会も多かったのかな?

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