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ホッチャレ
2009年09月29日 23:51
通勤時に豊平川で見つけた「ホッチャレ」
(↑ ホッチャレはアイヌ語と思われがちだけど日本語「放ちゃれ」らしい)
(デジタルズームでなんとかわかるかな?)
この川で生まれて海を何年か回遊して戻ってきたサケ。
ちゃんと子孫を残すことができたんだろうか?
そんな心配をしつつ写真だけ撮って仕事に行ったのだけど、サケ科学館のHPを見てみたら自分がいつも通っている「水穂橋」や少し上流に行った「東橋」が観察しやすいらしい。
そういやモンベルの季刊誌「OUTWARD」にも遡上したサケが森林に大事な栄養分を供給しているという研究結果が紹介されていたなぁ。
遡上したサケが冬眠前のクマの大事な食料になっているのはよく知られたことだけど、そのクマがサケを捕まえてどこで食べるか?
川ですぐに食べていると競合する他のクマとの争いで効率が悪い。
だから森の中の食べやすいところに運んで美味しいところだけをいただくらしい。
クマはサケをすべて食べてしまうわけではないので、残りをホッチャレする。
それを食べるキツネやカラス、もっと下位の分解者にも分け前が当たる。
最終的に分解されて土の養分に加わるときに海にしかない養分が多く含まれているとのこと。
これが樹木の生育に良いらしく、ホッチャレが近くにある木は大きく育っている傾向にあるらしい。
川で生まれて海を回遊して自分の生まれた川に子孫を残すことを目的にしているサケだが、クマなどの餌資源としても重要な役割を果たしている。
さらには海から運んでくる養分が森や川を豊かにする。
やっぱり自然のサイクルには無駄がない。
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