パパは大変！！　　－浅草寺まで連れてって！ー

本気で困っている時、

言葉の伝わらない異国の地で人に訪ねるのは結構勇気がいると思う。
それでも必死になってる時ほど形振り構ってはいられないのも　また事実。


「エクスキューズミー？」

「Σ・・・・・！？（私かっ！？」

いきなり英語で話しかけられました。




あなたならどうします？


ーー

通院で大宮（埼玉）まで行った後
日陰で休みがてら最近自己ベストを狙ってる「ぷよぷよ」（←笑）に夢中だった時・・・の事。

暑さと疲れと空腹から少し休んで時間を潰したら帰路に着こうかというところで・・・


「・・・・・・。；」どーしよ；

子連れの・・・明らかに外人のお父さん・・・


イタリア　フランス・・・辺りだったらもっと理解に苦しみそうなところだが、
最初の発言からして、この人が話してる言葉が英語だと理解する。

因みに　ホテル住み込み時もそうだが、英語の応対なんか習っていない。
大体やっていたって中学一年の最初の方でやるlikeとか・・・そんな辺りしか自分は知らない。
幸い手に持ってるマップを一生懸命指さしながら浅草とか浅草寺という言葉を連呼している辺り其処に行きたいのだろうと予測する。


「上野ステーション（駅）・・・？上野駅はこれ。」
上野駅を指差し、帰りに乗るバス停まで着いてきてもらう。

ジェスチャーで「歩いて行きたい。」という希望があったが、
それは却下。（それは自分でも案内出来る自信無いし。）

いくら上野と浅草が近い・・・っていったって、地元の人でも無いのに解らない道を歩かせるより確実に行けるし、
電車の乗り場までまた歩いて探すのを考えると、それはかえって逆効果だろう。取りあえず問答無用で都バスに決定。

バス停まで歩いて、乗車し、雷門前で下車。道を少し歩いて開けてきた辺りで左右どちらかに見える雷門をすぐさま探す。

雷門を指さし、
「この奥が浅草寺。」と門をくぐって真っ直ぐ行くよう促す。

コレで案内は終わり。


しっかし、バス停で歩くのに疲れ果てて不機嫌そうにしていた子供とのやり取りを見ながら
（お父さん大変だなぁ・・・；）なんて思った。一体何で母親がいないでこの暑い中男二人さまよってんだか；

しかも・・・なんか子供の様子を見るからにアレはバテきって文句言ってる所だろうと思うと何だかちょっと気の毒だ；

目的地に着いた親子は一気に元気になってたけど、帰り平気なんだろうか？なんて、
ホテルか何処かに待っているであろう母親とか身内を思う。

多分　歩いて行きたい・・・というのはマップから近いと感じたか、
土地勘ある誰かがそんな事を言ったか・・・財布の心配かそこら辺だろう。

なんて思いながら帰路に・・・

・・・つこうと思ってやめた。


そういえば自分も高校の時　遠足だか何かで来たきりで、ゆっくり見てはいなかったし。
雨天だったのもあって殆どドタバタと慌ただしく動いて終わりだったし・・・リハビリがてら少し仲見世を散歩することにした。

大宮の医師曰く神経に問題は無いということで、取りあえず運動しろ。とのことだったし。
まあ　旅・・・まではいかないけど（距離的に）

道中偶々一緒になったも何かの縁。と　ちょいとぶらり寄り道するも悪くない。

いつでも行けると行かない所ほど　その場所の良さとか面白い所を見落としがちになるのも事実だし。
－－

仲見世の殆どをざっくり半分辺りまで見るか見ないか・・・辺りでまた親子に会った。
お礼に到着後早速買ったのだろう。出来立ての人形焼きを貰った。

その上

注）飲み物　何か飲まないか？というお誘いを受けた。←（やっぱりＡｌｌ英語；

「Σいえ；いいです；！大丈夫ですっ；！」　←（ジェスチャー＋日本語で対応；


飲み物までご馳走するよう言われたがそこら辺は遠慮して断った。

大体この観光地でお金使わないで見てるだけ・・・なんてそう沢山もいないだろう。
ただでさえ、国内外問わず客ウケしそうなお店多いのに・・・；！


そんなこんなで一人ざっくり仲見世を見終わって日陰を探して休む。と
中々生では聴けない音に驚いて　歩いて来た通りを見れば・・・

おそらくツアー客の一部だろう・・・
お寺の人が集団で来ていたおばちゃん　おじちゃんの列の先頭でホラ貝を吹いて歩いてきた。

何だかテレビでしか見たことのない光景に呆気とする。中々お目にかかれないので遠巻きに写真を一枚。（失礼；）

折角なのでもう一枚。雷門を撮ってみた。
貰った人形焼きも一緒にレンズに納めて・・・

カタチはやっぱり浅草寺のだろう・・・あまり詳しくは無いけれど。

「お菓子の浅草寺」と「大きな雷門。」

今日あった事を一枚に納めるならこんな感じかな？と思いつつ、
英語なんか出来なくてもやってみるもんだなぁと思った。