- 名前
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『定家明月記私抄(堀田善衛)』
2009年04月22日 23:29
『定家明月記私抄(堀田善衛)』です。3月20日の本欄に取り上げたのが読み始めであるから、途中に他のものがあったにしろ、読み終えるまでに約1ヶ月。これは、長い方である。
時間がかかったのは、それなりに難解であったこと、筆者堀田善衛が漢文を読み下し文にしているとは言え、言葉遣いが難しい。知らぬ言葉が如何に多いかが改めて分かる。
しかし、これは滅茶苦茶面白い本だ。その面白さは、次の堀田の言葉でご想像戴きたい。
曰く・・・、
私は定家氏の身に添って、この私抄をこれまでに書き続けて来て、時には自分が平安末期から鎌倉時代へかけての、週刊誌の編集者になったか、とすら思ったことがあった。
による。
まさに、当時のスキャンダルの連続の如きである。政治のスキャンダル、男と女のスキャンダル、それに、自らの出世〈地位の向上)への関心を示す定家・・・、本当に盛りだくさんの週刊誌的記事の連続が、明月記なのだろうか。
その、それぞれは、順次書いてゆきたいと、思っている。
まだ、これは前半であり、『定家明月記私抄 続篇』がある。
このデジログへのコメント
> ジャスミンさん
年寄りの私には、この本は面白くてたまりません。
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