- 名前
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- 福島
- 自己紹介
- 日記なんて小学校の宿題以来書いたことないけど、ちょっとがんばってみようかな? …って...
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その日が来たら
2008年07月12日 22:43
今日は充実した休日を過ごすことができました。
ここのところ忙しい日々が続いていて、昨日も
「今日こそは早く帰るぞ!!目標6時!!!」
って朝から宣言をしていたのに、なんだかんだトラブルが重なって結局家に帰ってきたのが12時過ぎ;;
そんな感じだったから、今日くらいは好きなことして過そうって思ってたんですね。
先ず、お昼にお気に入りの店で玄米カレーを食べて、高林寺の紫陽花を見に行きました。
花は空梅雨だし暑い日が続いているのでずいぶん元気がなくなっていました。でも、サファイアのような鮮やかな青は、寝不足で重たくなったまぶたを持ち上げてくれる、素敵な色でした。
去年はお寺の境内までは登らなかったので、今日はちょっとお邪魔してみようと紫陽花の小道を通り抜けて、坂を登りきるとおじいちゃんとおばあちゃんがたくさん居たんです。
車椅子に乗った人たちも居て、揃いのTシャツを着た若者が話しかけている姿があったので、おそらく老人ホームのイベントで紫陽花を見にきていたんでしょうね。
おだやかな顔で花を眺める様子を見ていると、こちらまで和やかな気持ちになるのでした。
それに珍しい紫陽花やお寺の天井に描かれた見事な絵画も見られたので、今年も来てよかったなと思えるのでした。
そのあとレアチーズケーキのおいしいカフェでまったりして、新緑と青空を楽しみながらドライブもすることができました。
わたがしのような雲が遠くの山にのっかっていて、東北も梅雨が明けたかなぁ、なんてぼんやり考えたりして。
ふわふわと軽くなった心で家に帰ってきて自分の部屋に入ったとき、ふと一通の封書が目にとまりました。日本骨髄バンクの会報です。
中には提供を受けたご家族の体験談やドナー側の体験談が載っているのですが、あるドナーさんの体験談はとても胸に残るものでした。
その方は、婚約者を急性白血病で亡くされたそうです。婚約者のおなかには赤ちゃんもいたそうですが、治療のために已む無く諦めたのだそうです。それでも、彼女の命を繋ぎとめることはできなかったのだと。
彼女が亡くなってすぐ、別な移植を待つ方の型に彼の骨髄の型が一致したと連絡が入り、提供を承諾したのだそうです。彼女のことで荒んでいた生活を見直す機会をいただけたのだと前向きに語っていました。
そのあと、二度目の提供の機会があり、その日は彼女の命日だったそうです。
きっと、天国の彼女が同じ病気で苦しむ人を助けたいという気持ちが、彼の善意を通して表れたのだと思います。
オレもドナー登録して3年くらい経つんですかね。いまだに提供の機会はありませんが、もしオレが人の役にたてるのなら、喜んで力になりたいと思いました。
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