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かけがえのないもの

2008年02月03日 20:24

昨日親友が亡くなったと連絡が入ったとき、オレは涙なんてひとつも流れなかった。


日が明けてから少し車を出した。

外は白く積もっていて、空からもはらはらと雪が舞っていた。

涙が凍り付いちまったようだった。



親友の兄さんから電話があり、通夜告別式の日時を頂いた。


同級生に伝えたいと思い、受話器を取る。

卒業アルバムの住所録をもとに電話をかけていく。一件目の電話を終え、二件目の電話をしているとき、堪え切れなくなってしまった。

「亡くなった」という言葉を口に出して、ようやく「死」という意味が心に届いて突き刺さったのだろう。


それからはまともに口を開くことも辛いような状態だったけど、二十件くらい嗚咽を抑えながら電話をしまくった。


一度家を離れ、親友の顔を見に行った。

納棺中だということで居間に通されたが、そのときから涙が乾くことはなかった。声を押し留めるのがやっとだった。




また家に戻ってクラスメイトに電話をかける。

「亡くなった」という言葉には少し慣れたかもしれない。

只、この半身を捥ぎ取られたような感覚は、ずっとずっと続いている。



オレが一番近所に居たはずなのに、オレは彼からたくさん良くして貰えてたのに、どうしてオレはもっと何かしてやれなかったのだ。

オレは、やっぱり馬鹿野郎だ。

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