- 名前
- ハル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 日記なんて小学校の宿題以来書いたことないけど、ちょっとがんばってみようかな? …って...
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かけがえのないもの
2008年02月03日 20:24
昨日親友が亡くなったと連絡が入ったとき、オレは涙なんてひとつも流れなかった。
日が明けてから少し車を出した。
外は白く積もっていて、空からもはらはらと雪が舞っていた。
涙が凍り付いちまったようだった。
親友の兄さんから電話があり、通夜と告別式の日時を頂いた。
同級生に伝えたいと思い、受話器を取る。
卒業アルバムの住所録をもとに電話をかけていく。一件目の電話を終え、二件目の電話をしているとき、堪え切れなくなってしまった。
「亡くなった」という言葉を口に出して、ようやく「死」という意味が心に届いて突き刺さったのだろう。
それからはまともに口を開くことも辛いような状態だったけど、二十件くらい嗚咽を抑えながら電話をしまくった。
一度家を離れ、親友の顔を見に行った。
納棺中だということで居間に通されたが、そのときから涙が乾くことはなかった。声を押し留めるのがやっとだった。
また家に戻ってクラスメイトに電話をかける。
「亡くなった」という言葉には少し慣れたかもしれない。
只、この半身を捥ぎ取られたような感覚は、ずっとずっと続いている。
オレが一番近所に居たはずなのに、オレは彼からたくさん良くして貰えてたのに、どうしてオレはもっと何かしてやれなかったのだ。
オレは、やっぱり馬鹿野郎だ。
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