- 名前
- ハル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 日記なんて小学校の宿題以来書いたことないけど、ちょっとがんばってみようかな? …って...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
夫婦愛
2007年11月17日 09:55
先日買った時計のベルト、すごくきれいな色で丁寧に手作りされててお気に入りなんですけど、いかんせん腕に着けたときゆるかったんですね。そこで時計屋さんへベルト調整に行ってきました。
ひとつ穴を足してもらい、しっくりくる長さになって大満足!
作業してもらったのは時計屋の奥さんだったんだけど、そのあとちょっと立ち話。
オレがもう一本持っている時計は、ちょっと特殊なベルト幅でそれを探してもらいながら聞いた話。
ロレックスってオレにはとても買えないし、なんか派手な感じがして興味がなかったんですね。でも話を聞いていくと真面目な会社なんですよね。
ロレックス社は、いいものをものすごい手間をかけて作るんだけど、もともと職人気質の会社だから利益の一部はスイスの時計発展の為に協会に寄付したりしてるんだって。
機械式時計は4年に一度くらいオーバーホールしなくちゃいけないんだけど、ロレックスの場合はそのメンテが隅々まで行き届いていて、内部だけじゃなくてケースやベルトも磨き上げてくれるんだって。
メーカーは時計そのものの精度だけでなくて、腕に着けたときにシャツの袖口が時計と触れて擦り切れないように、どういう形状にしたらいいかとか、材質はどうだとか、磨き方はどうかとか研究してるみたい。すごいよね。
だから、何十年も使い続けることができるんですね。
磨き方の話になったとき、奥さんが
「ロレックスは新品同様に『とろとろ』に磨いてかえしてくれるんだよ~」
って話してくれるんだけど、『とろとろ』ってなかなかない表現だよね。でも単にピカピカではなくて、袖口に引っかからないくらいにツルツルに磨けてるっていうと、『とろとろ』ってイイ感じだと思うんです。
それから話は、昔の時計について。
100年以上前の時計を見せてもらって、
「この時計はあるお客さんが親の形見だっていって大切に使ってたんだけど、どこのお店でも治せなくてウチにきたんだよ。この治った時計お客さん見たら、きっと喜ぶよ~」
「今は時計屋さんどんどんなくなっていってからな。でもウチのお父さんは職人だから、なんでも治しちゃうの。だから、ウチにくるお客さんはみんな喜んで帰るんだよ~」
いろいろ話を聞いたけんだけど一番印象に残ったのは、ここの奥さんは時計が大好きで、それ以上に旦那さんが大好きなんだなって。「ウチのお父さんが」っていうときの表情がすごく良くてね。
ながくひとつのものを愛するって、素敵ですよね。
このデジログへのコメント
コメントを書く